【筋トレ】トレーニングの効果を高める筋肉の起始停止!その③【脚編】

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筋肉の起始停止を知り筋トレ効果を高める【大胸筋・広背筋・三角筋編】
筋肉の起始停止を学んでいくコチラのシリーズでは、筋肉がどの位置からどの位置まで走っているかと言う「起始停止」に関して紹介します!この知識があればトレーニングで対象部位に効かない時もフォームに迷わなくなります!

今回は「筋肉の起始停止」の記事の続きです。

筋トレは基本、「筋肉の走行は起始から停止まで繋がっており、その2点間を負荷を掛けながら近づけたり離したりする」事なのですが、
今回は以前にまだ書いていない部位、【脚編】を書いていきたいと思います。

それでは早速いきましょう!

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筋トレ効果を高める!脚の筋肉の起始停止【大腿四頭筋】

大腿四頭筋は、太ももの前側の筋肉ですね!
脚でも一番分かりやすい部位です。ここは「四頭筋」と言うだけあり、4つの筋肉が有り、
大腿骨(足の付け根、股間の横から膝までの骨のこと)を囲んで、4つ走ってます。

  1. 大腿直筋(太もも前部の真ん中を、最も表面近くで走る)の起始=下前腸骨棘、寛骨臼の上縁(足付け根の最も高く、前側の位置。大腿骨より上の骨に付着)
  2. 外側広筋(大腿直筋より内部に有り、最も足の外側を走る)の起始=大転子の遠位部、大腿骨の外側縁(大腿骨の外側、上から下まで)
  3. 内側広筋(大腿直筋より内部に有り、最も足の内股側を走る)の起始=大腿骨粗線の内側唇(大腿骨の内股側、上から下まで)
  4. 中間広筋(太もも前部の真ん中を、大腿直筋より内部で走る)の起始=大腿骨の前面及び外側面(大腿骨上部付け根付近の前側)
  5. 各四頭筋の停止=膝蓋骨上縁、脛骨粗面(膝の上部と下部付近)

…四頭筋だけあってなかなかボリュームのある内容です…。
簡単に言うと、まぁ大体イメージ出来る通り、足の付け根付近から膝までを走ってます。
どうしても一番目立つ大腿直筋に意識が向きがちですが、
内側、外側広筋のバランスが悪いと膝の調子が悪くなったりするので、バランス良く鍛える意識が大事なようです。

筋トレ効果を高める!脚の筋肉の起始停止【ハムストリングス】

ハムストリングスは、太もも裏側の筋肉ですね。

これまた何種類かの筋肉からなっていて、「大腿二頭筋」、「半膜様筋」、「半腱様筋」の3つからなる筋肉です。

  1. 大腿二頭筋短頭の起始=大腿骨粗線の外側唇下方
  2. 大腿二頭筋長頭の起始=後面の坐骨結節(お尻〜足の付け根付近・後面)
  3. 大腿二頭筋の停止=腓骨頭(膝裏付近)
  4. 半膜様筋の起始=坐骨結節(お尻〜足の付け根付近)
  5. 半膜様筋の停止=脛骨内側顆、大腿骨外側顆(大腿骨の下側、内股側)
  6. 半腱様筋の起始(大腿二頭筋長頭より内部)=坐骨結節内側面
  7. 半腱様筋の停止=脛骨上部の内側顆(膝下、内股側の骨の先端外側)

…またまた覚える所が多いですね!
停止が腓骨、脛骨(膝から下の骨)にくっ付いている辺りを見ると、これらの筋肉がなんとか膝下を大腿骨にくっ付けて引っ張っているのがわかります!

筋トレ効果を高める!脚の筋肉の起始停止【ふくらはぎ】

ふくらはぎの筋肉は「下腿三頭筋」と呼ばれ、「腓腹筋」、「ヒラメ筋」の二つです。
腓腹筋の方が二頭筋で、ヒラメと合わせて三頭筋ですね。

  1. 腓腹筋内側頭の起始=大腿骨内側顆(大腿骨の下側、真ん中より内股側)
  2. 腓腹筋外側頭の起始=大腿骨外側顆(大腿骨の下側、真ん中より外側)
  3. ヒラメ筋の起始=脛骨(ヒラメ筋線)、腓骨頭、腓骨内側縁(腓骨、脛骨の上側)
  4. 下腿三頭筋の停止=踵骨隆起(かかとの辺りです。)

これはまだシンプルですね。
太ももに比べると中々鍛えない人も多い部位かと思いますが、鍛えればモコっと出てきて様になりますよ〜!

筋トレ効果を高める筋肉の起始停止・下半身/脚編

今回は脚の主要な筋肉に関して書きました。
初心者の頃から脚の細かい部位を狙って筋トレする方は少ないと思いますが…。
マシンでも中々効かせられない!違う所に刺激が入る!
と言う方もチラホラ…
そんな方は是非一度起始停止を意識して下さい。
そして以前の記事の通りウォーミングアップしてみましょう!

【筋トレ】筋肉の起始停止を覚えたら、その部位だけで動かしてウォーミングアップしてみよう。
「最近イマイチ負荷が載ってる感覚が無い部位がある」と言う方、それは重量を上げすぎて負荷が他の部位に逃げていないですか?今回はそんな方や、初心者の方でも「狙った部位にしっかりと負荷が載る方法」を書きましたよ〜!
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